1.自然に親しめる住宅に住みたい

子供の頃から野山を遊び場にし草木や動物と戯れていた私にとって、いつでも身近に自然に慣れ親しめる清々しい環境の住宅に住む、というのは一つの夢でした。幸い自然豊かな地元での生活も安定し、十分な資金を持って、近郊にある緑豊富な土地の入手までは比較的スムーズに進んだのですが、そこからが大変でした。

2.排水の処理がネックに

あくまで周辺の自然環境を重視し土地選びをした結果、地下水が浅く湧き上がり易い谷戸の入口に土地を購入してしまった為、住宅を建てる前から透水等の地盤工事にかなりの手間と時間、予算を費やす結果となってしまいました。土地が谷合いにあった為、事前の簡単な見学では日照の条件しか重視せず、地盤まで気を配れなかったのは失敗でした。

3.防腐性や耐久性に富んだ注文住宅

それでも何とか透水や地盤改良も上手くゆき、防腐性や耐久性に富んだ宇都宮で新築注文住宅を建てる事が出来ました。新鮮な空気が各方向から入る様、開口部を広めに取り通気性を図ると共に、短時間の日照を有効活用すべく採光にも工夫を凝らしました。開口部が広くなった分、夏場は虫の侵入こそ若干ありますが、家族全員自然好きという事で十分納得しており、ある意味楽しい恒例行事となっています。

現在も休日は家庭菜園で汗を流し、朝は餌台に野鳥を呼ぶ等、緑と潤に満ちたマイホーム生活を堪能しています。